十社大神(読み)じゆつしやおおかみ

日本歴史地名大系 「十社大神」の解説

十社大神
じゆつしやおおかみ

[現在地名]小杉町三ヶ

さんヶの北西部、戸破茶屋へわりちやや町の北に南面して鎮座。北に蓮王れんのう寺がある。主祭神は天照大神でほかに豊受大神・住吉三神・少彦名命など計一五柱を祀る。旧村社。もと蓮王寺に隣して四つの小社があったが、建保三年(一二一五)僧教信が蓮王寺の再建を志し、まず鷹尾たかお大明神ほか九ヵ院の鎮守を合祀して十社大明神と改めたのが創始と伝える。三ヶ地区には天神社、八幡社(二社)・福堂社(二社)・愛宕社・神明社・笹山ささやま社・住吉社・枯杉かれすぎ社・諏訪社・黒崎くろさき社・三本杉さんぼんすぎ社・貴布禰社の一四社が実在して信仰を集めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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