日本歴史地名大系 「十種峰」の解説 十種峰とくさがみね 山口県:阿武郡十種峰阿東(あとう)町と島根県鹿足(かのあし)郡津和野(つわの)町の境にそびえる標高九八九・二メートルの山。姿の美しいこともあり長門地方の名山とされる。峰の西側を北から南に阿武川の上流(松本川)が流れる。「注進案」は<資料は省略されています>とその山容を記すが、山名の由来については田万川(たまがわ)町下小川の妙権(しもおがわのみようごん)寺がかつて所蔵していたといわれる「長門風土記」残闕(古代の風土記ではなく後世の擬作とされる)に「昔天大神之子御食主命、自将来十種神財埋此山、誓之曰、此山万歳不可生樹木也、仍名此山号十種」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by