日本歴史地名大系 「十郎丸村」の解説 十郎丸村じゆうろうまるむら 福岡県:三井郡北野町十郎丸村[現在地名]北野町十郎丸大刀洗(たちあらい)川下流左岸に位置し、東は今山(いまやま)村に接する。府中(ふちゆう)町(現久留米市)から神代(くましろ)渡を経て本郷(ほんごう)町(現大刀洗町)に通じる往還があり、村内に一里塚が設けられた(在方諸覚書)。本高は七五八石余(元禄国絵図)。うち九石余は北野天神領(「元禄記」新有馬文庫)。宝永七年(一七一〇)床島(とこしま)堰渠築造を出願、正徳二年(一七一二)の普請では庄屋田中庄左衛門は鍛冶山方を務めた(「床島井堰出来発端書留」床島堰渠志料)。「在方諸覚書」では古高八九〇石・役高一千二二六石。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by