日本歴史地名大系 「十須村」の解説 十須村じゆうすむら 三重県:北牟婁郡紀伊長島町十須村[現在地名]紀伊長島町十須大原(おおはら)村の北西、赤羽(あかば)川上流の十須川流域に開けた平地に立地し、四方山に囲まれた山間村落で、集落は十須川右岸にある。慶長六年(一六〇一)の検地帳(徳川林政史蔵)に「赤羽村内十す村」と記される。長島組に属し、延享三年(一七四六)長島組書上帳(紀伊長島町郷土資料館蔵)に家数二八、人数一八〇、牛一五、馬五と記されている。赤羽川の源流は広大な森林地帯で、とくにこの地域は全国有数の豪雨地帯のため、毎年台風時期には十須川は氾濫し田畑を流した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by