千歳の声(読み)チトセノコエ

デジタル大辞泉 「千歳の声」の意味・読み・例文・類語

ちとせ‐の‐こえ〔‐こゑ〕【千歳の声】

千秋楽万歳楽などを唱える声。千年長寿や世の平和を祈る声。
伊勢の海の渚を清み住む鶴の―を君に聞かせむ」〈続後拾遺・賀〉

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精選版 日本国語大辞典 「千歳の声」の意味・読み・例文・類語

ちとせ【千歳】 の 声(こえ)

  1. 千秋楽、万歳楽を唱える声。常世(とこよ)または長寿を祈る声。
    1. [初出の実例]「琴の音も竹もちとせのこゑするは人の思ひに通ふなりけり〈紀貫之〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)賀・一三七一)

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