千金村(読み)ちがねむら

日本歴史地名大系 「千金村」の解説

千金村
ちがねむら

[現在地名]江津市金田町かねたちよう島の星町しまのほしちよう

那賀郡江川河口部に近い左岸に位置し、北西郷田ごうだ村、西は島の星山を隔てて久保川くぼかわ村、東は田野たの村。応仁二年(一四六八)と推定される戊子年「石見州北江津太守平朝臣吉久」の名をもって行った朝鮮交易(海東諸国紀)の基地は当村の江川に臨む地であったとの説もある。元和五年(一六一九)の古田領郷帳に村名がみえ、高一〇八石余、年貢高は田方五一石余・畑方二三石余。「石見八重葎」は村名の由来として当地の山から鉄が多く産出されることもあげており、島の星山麓では早くから鉄穴流しによる砂鉄採取が行われ、勝地かちちでタタラ製鉄が行われていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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