千鳥味噌(読み)ちどりみそ

精選版 日本国語大辞典 「千鳥味噌」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐みそ【千鳥味噌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、江戸品川の東海寺でつくっていた名物味噌沢庵(たくあん)和尚がその製法を伝えたという。
    1. [初出の実例]「味のよきちとり味噌たぶ御書院ここぞ友よぶところなりけれ」(出典:狂歌・孝雄狂歌集(1688頃))
  3. 味噌を主にした料理の名。
    1. [初出の実例]「ちどりみそ、こしみそ五合、白ざたう十五匁、山椒の粉、三匁五分うすくのばし、上下に白ごまをふり、火にてあぶる。あぶる内にかみにて酒を二三へんかくべし」(出典:茶湯献立指南(1696)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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