半袴(読み)ハンバカマ

デジタル大辞泉 「半袴」の意味・読み・例文・類語

はん‐ばかま【半×袴】

くるぶしまでの丈で、裾にくくり緒のない袴。肩衣かたぎぬ小素襖こすおうなどと合わせて用いた。切り袴。平袴小袴。⇔長袴

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精選版 日本国語大辞典 「半袴」の意味・読み・例文・類語

はん‐ばかま【半袴】

  1. 〘 名詞 〙(たけ)足首までで、裾にくくり紐のない袴。すなわち、現在普通に着用する袴。裾口にくくり紐のある小袴より裾短に仕立てたことによる名称。平袴(ひらばかま)
    1. [初出の実例]「走衆廿人、かたぎぬ・はんばかまにて」(出典:走衆故実(16C中か))

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世界大百科事典(旧版)内の半袴の言及

【袴】より

…江戸時代には主として肩衣(かたぎぬ)に用い,肩衣長袴を長裃(なががみしも)といい,上流武家の式服であった。(9)半袴 脚の長さほどに仕立てた袴で,長袴に対して半袴と呼ばれた。これも肩衣とあわせて半裃といい,一般武士をはじめ庶民もこれを式服とした。…

※「半袴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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