日本歴史地名大系 「半道寺村」の解説
半道寺村
はんどうじむら
久保田領郡邑記に「戸沢能登守閑地ノヤシキアトアリ、古城トイフ、(中略)慶長年中戸沢家ノ浪人、此村ニアツテ不法ヲ働ク、此故ニ足軽ヲ居セシムト云ヘリ」とあるから、一定規模の村落の存在をうかがわせる。戸沢浪人の不法とは、おそらく佐竹氏の入部に不満をもつ者の行動だったと思われる。佐竹氏は入部直後、領内の要所に家臣団を常駐させ、刈和野村の一部をさいて足軽を常駐させた。
寛永一五年(一六三八)簗十兵衛あての佐藤源右衛門・須田□主膳守両名が出した差紙によれば、今泉村・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報