半面識(読み)ハンメンシキ

デジタル大辞泉 「半面識」の意味・読み・例文・類語

はんめん‐しき【半面識】

後漢の応奉は、知人宅でちらりと顔の半分を見ただけの人のことを数十年後も覚えていて、路上でばったり出会ったときに、声をかけたという、「後漢書」応奉伝の注に見える故事から》
ちょっと見ただけで、その人の顔を長く覚えていること。
ほんの少し知っている程度間柄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「半面識」の意味・読み・例文・類語

はんめん‐しき【半面識】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、後漢の時代に、応奉という男が顔を半分出しただけの男をちらりと見て、数十年後に道で会うまでその男の顔をおぼえていたという「後漢書‐応奉伝注」の故事から ) ほんのちょっと面会した人の顔をよくおぼえていること。また、少しばかりの知り合いという間柄であること。半面の識。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android