協働体系(読み)きょうどうたいけい(その他表記)cooperative system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「協働体系」の意味・わかりやすい解説

協働体系
きょうどうたいけい
cooperative system

組織成立構造,動態を説明するために C.バーナードが用いた概念。彼は少くとも1つの明確な目的をもち,物的・生物的・個人的・社会的構成要素が体系的に結びついた複合体と定義している。個人が目的の達成を阻害する制約を克服するために協働するとき協働体系は生成する。協働体系のなかで物的・個人的・社会的構成要素を除き,抽象化した中核的な部分が組織であり,この組織が協働体系を動態的に維持,適応させていく。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む