協働体系(読み)きょうどうたいけい(英語表記)cooperative system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「協働体系」の意味・わかりやすい解説

協働体系
きょうどうたいけい
cooperative system

組織成立構造,動態を説明するために C.バーナードが用いた概念。彼は少くとも1つの明確な目的をもち,物的・生物的・個人的・社会的構成要素が体系的に結びついた複合体と定義している。個人が目的の達成を阻害する制約を克服するために協働するとき協働体系は生成する。協働体系のなかで物的・個人的・社会的構成要素を除き,抽象化した中核的な部分が組織であり,この組織が協働体系を動態的に維持,適応させていく。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android