南光古墳群(読み)なんこうこふんぐん

日本歴史地名大系 「南光古墳群」の解説

南光古墳群
なんこうこふんぐん

[現在地名]善通寺市大麻

古墳時代後期の古墳群。大麻おおさ(六一六・二一メートル)から北東に派生した尾根の裾に形成され、かつては二〇基近くの古墳が所在したようであるが、現在七基の円墳が辛うじて残る。いずれも主体部は横穴式石室で、一号墳には奥壁や側壁に線刻画が認められる。石室玄室の奥行三・六メートル、幅約二メートルで、長さ三・七メートルの羨道が構築されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android