南光古墳群(読み)なんこうこふんぐん

日本歴史地名大系 「南光古墳群」の解説

南光古墳群
なんこうこふんぐん

[現在地名]善通寺市大麻

古墳時代後期の古墳群。大麻おおさ(六一六・二一メートル)から北東に派生した尾根の裾に形成され、かつては二〇基近くの古墳が所在したようであるが、現在七基の円墳が辛うじて残る。いずれも主体部は横穴式石室で、一号墳には奥壁や側壁に線刻画が認められる。石室玄室の奥行三・六メートル、幅約二メートルで、長さ三・七メートルの羨道が構築されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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