南出島村
みなみでじまむら
[現在地名]和歌山市納定
名草郡に属し、大門川の南に位置する。中野島村の枝郷で、北は川を隔てて同じく同村枝郷北出島村、および新在家村に対し、西方の一部で字向芝を経て城下の新町に続く。
納定村とも通称し、古代野応郷(和名抄)の地であるとの説があり、郷名を「能生」とも記したことから「のうしよう」と読みならわし、「納定」となったと伝える(続風土記)。天保郷帳に中野島村枝郷として高一五八石余が記され、「続風土記」では家数一一、人数四九。
南出島村
みなみでじまむら
[現在地名]和歌山市南出島
名草郡に属し、雑賀川(和歌川)の東、北出島村の南にある。慶長検地高目録によれば高二四〇石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報