南大伴村(読み)みなみおおともむら

日本歴史地名大系 「南大伴村」の解説

南大伴村
みなみおおともむら

[現在地名]富田林市南大伴

石川郡に属し、北は北大伴村、西は山中田やまちゆうだ村、東部千早ちはや川が北流する。もとは大伴村一村で、のちに南北に分れたという。北東方の山城やましろ(現南河内郡河南町)大宝寺だいほうじ城と相対して篝山かがりやま塞があった。千早川筋を守るために楠木正成が設け、杉山氏が拠ったとされる(大阪府全志)。天正一二年(一五八四)一一月の河内国御給人御蔵入之内より出米目録(中之島図書館蔵)に一五四石九斗「南大友」とみえ、右の内より二三石二斗三升五合出米と注記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android