山中田村(読み)やまちゆうだむら

日本歴史地名大系 「山中田村」の解説

山中田村
やまちゆうだむら

[現在地名]富田林市山中田

石川郡に属し、北は新堂しんど村、西は富田林村。丘陵地から石川とその支流佐備さび川の沿岸にかけて位置する。天正一二年(一五八四)一一月の河内国御給人御蔵入之内より出米目録(中之島図書館蔵)に二二三石八斗「やまちうた」とみえ、右のうちより六五石三斗四升余出米の注記がある。慶長一三年(一六〇八)の検地高は四五三石余・反別三一町六反余(明治二年「村明細書上帳」杉山三郎家文書)正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳でも同高で幕府領、小物成として山年貢銀二四匁(近江膳所藩領)。元文二年(一七三七)の河内国高帳では四五四石余で以降高の変化なし。延享三年(一七四六)までの領主変遷は富田林村に同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android