南小路支石墓(読み)みなみしようじしせきぼ

日本歴史地名大系 「南小路支石墓」の解説

南小路支石墓
みなみしようじしせきぼ

[現在地名]大和町大字尼寺字南小路

北には背振せふり山の一峰である標高五〇一・八メートルの金立きんりゆう山がそびえ、標高一〇メートル余りのところに位置する遺跡。弥生時代前期末の支石墓である。

個人の宅地内にあって、昭和四九年(一九七四)火災の後始末の際、甕棺が発見されたという。同年、応急調査を実施(「背振山脈山麓で初めて発見された大和町南小路支石墓」新郷土・昭和四九年四月)

支石墓の上石は、現地表面と同じレベルの所にあって、大きさは縦横三・二と二・四メートルの楕円形に近い平面形を呈し、厚さは四五センチ前後で扁平な花崗岩巨石である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android