南居村(読み)なごむら

日本歴史地名大系 「南居村」の解説

南居村
なごむら

[現在地名]福井市南居町

じよう山の西麓にある。西から東に入込む両谷あいの北南居きたなご・南南居の両垣内に分れ、西を日野川が流れる。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では当村を「名子村」と記し、高一二七二・五石。正保郷帳から南居村と記される。慶長三年七月吉日の越前国足羽南郡なこ村御検地帳(南居町有文書)によると、田方四八三石余・二八町六反余、畠方一五七石余・一〇町六反余、桑畠四一五石余・二五町九反余、田畠荒二〇八石余・一二町五反余、屋敷七石余・五反。

「延喜式」神名帳に載る足羽郡直野ナホノ神社」を「足羽社記略」は当地に求め、「直野村 今云名呉 名呉能村、延喜式云直野神社是乃祭三尾君神霊也与」と記すが、真偽不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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