南方中村
みなみかたなかむら
[現在地名]久米町南方中
東の久米川南村・領家村と西の坪井下村に挟まれ、出雲往来に沿って東西に細長い村で、北は中北下村、南は南方一色村。村域内で坪井川・宮部川・神代川が合流して久米川となる。出雲往来から備前への道が分岐する所が千代である。もと大井南方村と称したという。正保郷帳では既に南方中村とあり、田方三八九石・畑方一四七石。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳の改出高一五〇石余・開高三二石余。「作陽誌」の人数は三三五。天保九年(一八三八)の津山藩領郡村記録では家数一一八・人数五二八、牛五四。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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