南日詰村(読み)みなみひづめむら

日本歴史地名大系 「南日詰村」の解説

南日詰村
みなみひづめむら

[現在地名]紫波町南日詰

北上川右岸で、同川に合流する滝名たきな川下流左岸に開けた平坦地に位置。北は北日詰村、東は北上川を隔て大巻おおまき村・彦部ひこべ村、西は片寄かたよせ村、南は犬淵いぬぶち村。奥州街道が通る。「吾妻鏡」文治五年(一一八九)九月四日条に「比爪館」とあり、当時当地方を領知していた樋爪太郎俊衡の居館があった。古くは北日詰村と一村で、正保国絵図には日詰村とみえる。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付には南日詰村とあり、蔵入高一千二五〇石余、七ヵ年平均の免四ツ一分六厘。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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