南曹の弁(読み)なんそうのべん

精選版 日本国語大辞典 「南曹の弁」の意味・読み・例文・類語

なんそう【南曹】 の 弁(べん)

  1. 勧学院政所の職員一つである弁の別当の中世以後の異称原則として藤原氏出身の、参議以外の弁官首位の者を任じる。定員一名。勧学院学生を監督し、また藤原氏の氏寺氏社事務を管轄した。別当の弁。
    1. [初出の実例]「先南曹辨(ナンサウノベン)嗣房参て諸事を奉行す」(出典太平記(14C後)三九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android