南極エイトケン盆地(読み)ナンキョクエイトケンボンチ

デジタル大辞泉 「南極エイトケン盆地」の意味・読み・例文・類語

なんきょく‐エイトケンぼんち【南極エイトケン盆地】

の裏側の南極付近にあるクレーター直径約2500キロメートルで、月面最大、かつ知られている限り太陽系最大級のクレーターとされる。大規模な天体衝突によって形成され、斜方輝石橄欖石かんらんせきをはじめとする深部マントル物質が地表付近に放出されて堆積。また、盆地内の南極点に近いクレーターには、底部永久影の箇所があり、水が氷として存在すると考えられている。中国の月探査機、嫦娥じょうが4号嫦娥6号が着陸して探査を行った。エイトケン盆地。サウスポールエイトケン盆地。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android