南極エイトケン盆地(読み)ナンキョクエイトケンボンチ

デジタル大辞泉 「南極エイトケン盆地」の意味・読み・例文・類語

なんきょくエイトケン‐ぼんち【南極エイトケン盆地】

裏側の南極付近にあるクレーター。直径約2500キロメートルで、月面最大、かつ知られている限り太陽系最大級のクレーターとされる。大規模な天体衝突によって形成され、斜方輝石橄欖石かんらんせきをはじめとする深部マントル物質が地表付近に放出されて堆積。また、盆地内の南極点に近いクレーターには、底部永久影の箇所があり、水が氷として存在すると考えられている。中国の月探査機、嫦娥じょうが4号嫦娥6号が着陸して探査を行った。名称は米国の天文学者R=G=エイトケンにちなむ。エイトケン盆地サウスポールエイトケン盆地

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関連語 和人 佐伯

最新 地学事典 「南極エイトケン盆地」の解説

なんきょくエイトケンぼんち
南極エイトケン盆地

southpole Aitken Basin

月の南極点から裏側に回り込んだ南緯50度付近を中心とする直径2,500kmほどの巨大衝突盆地地域。アポロ計画以前から巨大な盆地地形として認識されていた。月形成初期の巨大衝突によって掘削されたが,溶岩流で埋め立てられていない。このため,ほとんどが高地に分類されるが苦鉄質成分に富み,月の海に比べUとTh濃度が低い。月地殻深部やマントル上部の情報を得られる可能性がある地域である。中国の嫦娥じようが4号の玉兎ぎよくとローバーが着陸し調査を行った。

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