南泉寺(読み)なんせんじ

日本歴史地名大系 「南泉寺」の解説

南泉寺
なんせんじ

[現在地名]高富町大桑

大桑おおがのほぼ中央、鳥羽とば川左岸の丘陵地南麓に位置する。背後の丘陵地を越えると土岐頼芸の館があったと推定される市洞いちぼらに出る。瑞応山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊聖観音。永正一四年(一五一七)最後の美濃国守護土岐頼芸の兄頼純が、崇福そうふく(現岐阜市)から仁岫宗寿を招いて開かせ、頼純が南泉一株花の公案に徹した因縁により寺名としたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む