日本歴史地名大系 「南泉寺」の解説 南泉寺なんせんじ 岐阜県:山県郡高富町大桑村南泉寺[現在地名]高富町大桑大桑(おおが)のほぼ中央、鳥羽(とば)川左岸の丘陵地南麓に位置する。背後の丘陵地を越えると土岐頼芸の館があったと推定される市洞(いちぼら)に出る。瑞応山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊は聖観音。永正一四年(一五一七)最後の美濃国守護土岐頼芸の兄頼純が、崇福(そうふく)寺(現岐阜市)から仁岫宗寿を招いて開かせ、頼純が南泉一株花の公案に徹した因縁により寺名としたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by