南部光行(読み)なんぶ みつゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「南部光行」の解説

南部光行 なんぶ-みつゆき

?-1215 鎌倉時代武将
加賀美遠光(とおみつ)の3男。陸奥(むつ)南部氏の祖。源頼朝につかえ,文治(ぶんじ)5年頼朝の奥州攻めの軍にしたがい戦功をたて,陸奥糠部(ぬかのぶ)郡などをあたえられる。承久(じょうきゅう)3年三戸(さんのへ)城(青森県)をきずいた。建保(けんぽ)3年11月死去。通称三郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「南部光行」の解説

南部光行

生年生没年不詳
鎌倉前期の武将。甲斐源氏加賀美遠光の子。甲斐国(山梨県)巨摩郡南部郷が本領。文治5(1189)年,源頼朝に従い奥州藤原氏の討伐参加。その勲功により陸奥国糠部郡を拝領したとされる。その子孫が戦国大名南部氏に成長する。

(三田武繁)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android