奥州(読み)オウシュウ

デジタル大辞泉の解説

おう‐しゅう〔アウシウ〕【奥州】

陸奥(むつ)国異称白河勿来(なこそ)の関から北の磐城(いわき)岩代陸前陸中陸奥(むつ)5か国の総称。現在の福島・宮城・岩手・青森の4県と秋田県の一部にあたる。
[補説]市名別項。→奥州

おうしゅう【奥州】[岩手県の市]

岩手県南部にある市。中心の水沢地区は、江戸時代は伊達氏支藩の支配地で、幕末に高野長英・箕作省吾(みつくりしょうご)などが輩出。胆沢(いさわ)城趾・日高神社・国立天文台水沢観測所(旧水沢緯度観測所)がある。南部鉄器やたんすの製造が盛ん。平成18年(2006)2月に水沢市・江刺市・前沢町・胆沢町・衣川村が合併して成立。人口12.5万(2010)。→奥州

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大辞林 第三版の解説

おうしゅう【奥州】

陸奥むつ国の別名。
岩手県南部、北上川中流域にある市。県内屈指の農業地帯で、稲作のほか、野菜・果樹・花卉かき栽培が盛ん。肉牛飼育も発達し、前沢牛・江刺牛などを特産。南部鉄器・岩谷堂簞笥たんすの伝統工芸品で知られる。胆沢いさわ城跡・衣川柵跡など多くの史跡がある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

おう‐しゅう アウシウ【奥州】

[一] 陸奥国の異称。旧白河・勿来関以北。現在の福島・宮城・岩手・青森の四県と秋田県の一部にあたる。明治元年一八六八)、磐城・岩代・陸前・陸中・陸奥の五か国に分かれる。
[二] 奥羽地方東北地方全域をさす。

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世界大百科事典内の奥州の言及

【東北地方】より

…大化改新以後,日本海側に出羽国,太平洋側に陸奥国がつくられ,東山道に属した。両国の総称として奥羽,あるいは奥州と呼ばれたこの地域は,当時の他の国々と比べ著しく大きな国で,その後12世紀にわたってこの2国制が続いた。古代の城柵は日本海側では高清水(現,秋田市),太平洋側では多賀城(現,宮城県多賀城市)に置かれ,蝦夷経営の拠点となった。…

【陸奥国】より

…旧国名。奥州。現在の福島県,宮城県,岩手県,青森県の全域と秋田県の一部。…

※「奥州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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