南部麒次郎(読み)ナンブ キジロウ

20世紀日本人名事典 「南部麒次郎」の解説

南部 麒次郎
ナンブ キジロウ

明治・大正期の工学者,陸軍中将



生年
明治2年11月(1869年)

没年
昭和24(1949)年5月1日

出生地
佐賀

学歴〔年〕
陸軍士官学校〔明治25年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔大正8年〕

経歴
陸軍戸山学校教官、東京砲兵工廠製造所員、陸軍技術部審査部審査官、東京砲兵工廠設計課長、同小銃製造所長、陸軍科学研究所長兼陸軍技術会議議員などを経て、大正11年中将、15年予備役。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「南部麒次郎」の解説

南部麒次郎 なんぶ-きじろう

1869-1949 明治-大正時代軍人
明治2年2月21日生まれ。父は肥前佐賀藩の砲術家。東京砲兵工廠(こうしょう)小銃製造所長,陸軍科学研究所長をつとめた。大正11年陸軍中将。南部式拳銃(けんじゅう),三八式歩兵銃などの設計者として知られる。昭和24年5月1日死去。81歳。陸軍士官学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南部麒次郎」の意味・わかりやすい解説

南部麒次郎
なんぶきじろう

[生]明治2(1869).2.21. 佐賀
[没]1949.5.1. 東京
兵器発明家。陸軍中将。三八式歩兵銃の考案作製者。三年式機関銃,十一年式軽機関銃,南部式自動拳銃,九四式将校用拳銃,九六式軽機関銃,南部式空包機関銃など,旧日本軍の制式小火器のほとんどを発明した。

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