南鍛冶屋町(読み)みなみかじやまち

日本歴史地名大系 「南鍛冶屋町」の解説

南鍛冶屋町
みなみかじやまち

[現在地名]高松市鍛冶屋町かじやまち紺屋町こんやまち

丸亀まるがめ町と南新みなみしん町の境から西のてら町へ延びる通りの東一区画目と、この通りに交わる二本の小路に面し、北は南紺屋町。生駒氏時代屋敷割図でも寺町筋の東一区画目に「かちや町」とあり、当時は城下町の最南端であった。その後、南新町の西裏の小路にまで町域が広がり、享保年間(一七一六―三六)の城下図にはこの地を「新鍛冶や町」としている。なお天明年間(一七八一―八九)の城下図に、丸亀町南端東側に飛地のように南鍛冶屋町を記すが、他の城下図では四周を通りに囲まれた約一〇間四方のこの区画については町名の記載がない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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