南長田村(読み)みなみながたむら

日本歴史地名大系 「南長田村」の解説

南長田村
みなみながたむら

[現在地名]瀬高町長田

坂田さかだ村の北東矢部やべ川左岸沿いにある。下妻しもつま郡に属する。対岸は久留米藩領北長田村(現筑後市)。安楽寺(太宰府天満宮)領長田庄の遺称地。建武四年(一三三七)八月二五日の荒木家有軍忠状(近藤文書/南北朝遺文(九州編)一)によれば、同月二三日荒木家有は足利方の佐竹氏に属し「長田河原」において合戦を行っている。近世初頭には北長田村と一村で長田村と称した。文禄四年(一五九五)の知行方目録に長田村とあり、高一千六九九石余。慶長二年(一五九七)の柳川領村高附帳(立花家文書)では反別一七二町三反余・分米一千六七四石余、村柄は上とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android