日本歴史地名大系 「南麦台遺跡」の解説 南麦台遺跡みなみむぎだいいせき 千葉県:山武郡大網白里町萱野村南麦台遺跡[現在地名]大網白里町萱野村田(むらた)川最上流域の標高九〇―九六メートルの台地上にあり、村田川水系と東側の赤目(あかめ)川水系との分水嶺に立地する。古墳時代後期から奈良・平安時代にかけての集落跡が中心であるが、ほかに旧石器時代の石器群と縄文時代の炉穴・落し穴などが検出されている。昭和六〇年(一九八五)から同六三年にかけて発掘調査され、七―一〇世紀の竪穴住居跡一四六(うち七世紀二三・八世紀五〇・九世紀四七・一〇世紀四)、掘立柱建物跡一四九(側柱建物多数、ほかに片面廂建物や高床倉庫と考えられる総柱建物)、方形周溝状遺構二、溝などが確認された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by