単一民族国家論(読み)たんいつみんぞくこっかろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「単一民族国家論」の意味・わかりやすい解説

単一民族国家論
たんいつみんぞくこっかろん

単一の民族によって成立している国家。国家の構成員が単一である場合,文化的な均質化の度合いが大きいという理論が導かれてくるが,ときとして,均質であるがゆえにその民族が他よりすぐれている,あるいは特殊であるという極論に走ってしまう危険性がある。日本の経済的発展大和民族という単一民族国家のゆえであるといった認識がそれであり,他国から人種差別的だと非難を浴びることになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android