単極発電機(読み)たんきょくはつでんき(その他表記)homopolar dynamo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「単極発電機」の意味・わかりやすい解説

単極発電機
たんきょくはつでんき
homopolar dynamo

一方向の磁界の中を,円板状導体または円筒状導体を回転させると,その両端に直流起電力が発生する。導体の両端にブラシ接触させて,外部回路につなぐと直流発電機となる。このように磁束の方向がいたるところ同方向である形式の機械を単極機と呼ぶ。導体の形状と電圧発生の機構上から,低電圧大電流の用途に適している。大電流の通るブラシの接触が不安定となる問題があったが,液体金属 (Na-K合金または水銀) で集電する方式が開発されて高速機が可能となった。また界磁巻線を超伝導化して,推進用,圧延用を目指した単極電動機が発表されている。

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