単相誘導電動機(読み)たんそうゆうどうでんどうき(英語表記)single-phase induction motor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単相誘導電動機
たんそうゆうどうでんどうき
single-phase induction motor

単相交流で回る小出力の誘導電動機。単相交流では回転磁場ができないので,最初なんらかの方法で回転を開始させる必要があり,始動の方法によって分相始動型と反発始動型に大別される。分相始動型は固定子に主巻線と直角の位置に始動巻線をつけ,これに抵抗を通して電流を流し,始動後,定格速度の 60~80%に達したとき回路から切り離す。抵抗の代りにコンデンサを用いたものをコンデンサモータという。反発始動型は回転子直流電動機のように整流子をもち,ブラシで短絡されている。

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世界大百科事典内の単相誘導電動機の言及

【電動機】より


【歴史】
 1821年にM.ファラデーが原理的な電動機を製作し,36年にアメリカのダベンポートT.Davenport(1802‐51)が直流電動機を作って電池の電力で旋盤を回したが,直流電動機が広く実用されるようになったのは,67年にE.W.vonジーメンスが,電池の助けをかりずに発電する自励式直流発電機を考案してからである。82年にはN.テスラが二相誘導電動機を考案し,85年にはG.フェラリスが分相形単相誘導電動機を考案し,M.ドリボ・ドブロウォルスキーは91年に三相誘導電動機を,93年に二重かご形誘導電動機を考案した。この間,交流電源としての同期発電機も単相,二相,三相の順に実用化された。…

※「単相誘導電動機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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