博文社跡(読み)はくぶんしやあと

日本歴史地名大系 「博文社跡」の解説

博文社跡
はくぶんしやあと

[現在地名]高松市兵庫町

兵庫ひようご町の中央西寄り、現在の第一勧業銀行高松支店の地にあった。明治八年(一八七五)七月、川崎舎竹郎(西浜町川崎屋)筆頭に富山甚三郎(南新町三倉屋)・中野滝次郎(塩屋町木屋)・鈴木伝五郎(南新町伏石屋)・十河権三郎(丸亀町奈良屋)・佐々木清三(南新町大和屋)城下の豪商六名は、天下情勢を知り、見識を広めることを目的とし、檄文を出して博文社を結成、兵庫町八五番戸に新聞閲覧所を設けて、庶民に自由に読ませるなど香川自由民権運動の中心となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android