博文社跡(読み)はくぶんしやあと

日本歴史地名大系 「博文社跡」の解説

博文社跡
はくぶんしやあと

[現在地名]高松市兵庫町

兵庫ひようご町の中央西寄り、現在の第一勧業銀行高松支店の地にあった。明治八年(一八七五)七月、川崎舎竹郎(西浜町川崎屋)筆頭に富山甚三郎(南新町三倉屋)・中野滝次郎(塩屋町木屋)・鈴木伝五郎(南新町伏石屋)・十河権三郎(丸亀町奈良屋)・佐々木清三(南新町大和屋)城下の豪商六名は、天下情勢を知り、見識を広めることを目的とし、檄文を出して博文社を結成、兵庫町八五番戸に新聞閲覧所を設けて、庶民に自由に読ませるなど香川自由民権運動の中心となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 言論

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む