…そして,明治30年代以降,近代的自我の覚醒が家制度や国家権力との緊張関係のなかで,いわゆる〈私小説〉的精神風土を生むにつれて,思想は人生問題を中心とする内心の煩悶を示す言葉ともなった。やがて西欧近代思想が本格的に研究され,また社会主義や無政府主義が導入されるとともに,ひろく社会問題を論じ,社会改革を主張するものを,とくに思想の名で呼ぶようにもなり,ついには〈思想問題〉や〈危険思想〉という言葉も生まれて,思想という語に政治的意味合いが含まれるまでになった。とくに第2次大戦前の昭和期には,〈思想的〉という語が〈左翼的〉〈革命的〉という含意をもつまでになった。…
※「危険思想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...