厘取(読み)りんどり

改訂新版 世界大百科事典 「厘取」の意味・わかりやすい解説

厘取 (りんどり)

厘付取ともいう。また釐取,釐付取とも書き,〈りつけどり〉とも読み,高取ということもあった。江戸時代の徴租法の一種で,検地により定まった石高に租率(幾つ何分何厘)を乗じて租額を決定することを厘付,厘割あるいは免付といい,この徴租法で年貢を徴することを厘取または厘付取,村別に年々の厘付を記した帳簿厘付帳といった。関東に多い反取(たんとり)法に対して,厘取法は関西で多く行われた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 松尾

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む