厘毛(読み)りんもう

精選版 日本国語大辞典 「厘毛」の意味・読み・例文・類語

りん‐もう【厘毛】

〘名〙 金銭の単位としての厘と毛。ごくわずかの金額、また、ほんの少しの意にいう。いささか。わずか。
※浮世草子・世間侍婢気質(1771)四「親子三人我勢者(がせいもの)にて厘毛も世帯の尾を見せず」
学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉二「此権利に至ては地頭も百生も厘毛の軽重あることなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「厘毛」の意味・読み・例文・類語

りん‐もう【厘毛】

厘と毛。転じて、きわめてわずかなこと。ほんの少しの金額。「厘毛の狂いもない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)

イタリア系フランス人の天文学者。カシニともいう。ニース近郊に生まれ、ジェノバで聖職修業中に、ガリレイの弟子カバリエリに師事して数学・天文学を修得し、1650年25歳でボローニャ大学教授に任ぜられた。惑...

カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android