原尿(読み)ゲンニョウ

デジタル大辞泉 「原尿」の意味・読み・例文・類語

げん‐にょう〔‐ネウ〕【原尿】

腎臓の糸球体中の血液から、糸球体嚢しきゅうたいのう濾過ろかされた液。尿素ほか、ぶどう糖・アミノ酸ナトリウムなども含まれているが、尿細管を通るときに必要なものが再吸収されて尿となる。糸球体濾液。

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精選版 日本国語大辞典 「原尿」の意味・読み・例文・類語

げん‐にょう‥ネウ【原尿】

  1. 〘 名詞 〙 腎臓の腎小体濾過された段階の尿。〔薬の効用(1964)〕

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世界大百科事典(旧版)内の原尿の言及

【尿】より

…したがって,この部分を血液が流れる間に血漿は血圧の力でろ過されてボーマン囊に出ていく。この過程を糸球体ろ過といい,ろ過されて出てきた液体を原尿という。糸球体の膜は血球はもちろんタンパク質もほとんど通さないため(アルブミンはわずか通る),ろ液(原尿)の組成は血漿からタンパク質を除いた液体と同じである。…

※「原尿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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