日本歴史地名大系 「原岩本村」の解説 原岩本村はらいわもとむら 群馬県:吾妻郡中之条町原岩本村[現在地名]中之条町岩本(いわもと)五反田(ごたんだ)村の北東にある。古くは東南の蟻川(ありがわ)村に含まれ、寛文一二年(一六七二)の蟻川村年貢割付状(神保文書)に「原岩本分」が載り、天和元年(一六八一)の郷村品々記録(小林文書)では蟻川村の内として村名がみえる。元禄郷帳に蟻川村分として原岩本村高四五一石余が載る。弘化四年(一八四七)窮身訴状(神保文書)によると文化八年(一八一一)蟻川村から分郷し、高のうち四二三石余が旗本大久保領、三六石余が幕府領となる。しかし大久保家への上納金は臨時賦加税的なものが多く、名主が鎌倉河岸(現東京都千代田区)より借銭をして納入することもあった(天保一四年「上納金借用証文」生巣文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by