原林之助(読み)はら・りんのすけ

朝日日本歴史人物事典 「原林之助」の解説

原林之助

没年:明治45.4.22(1912)
生年:安政4.7.4(1857.8.23)
明治期の建設業者。清水建設の創始者初代清水喜助の外孫。明治20(1887)年,清水建設の前身である清水店の支配人となり,最初の営業規定を定め,優秀な建築家や建築技術者を採用するなど近代的請負業の基礎を築いた。建設業の同業組合設立に尽力し,一貫してその地位向上に貢献した。<参考文献>清水建設百五十年史編纂委員会編『清水建設百五十年』

(松波秀子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「原林之助」の解説

原林之助 はら-りんのすけ

1857-1912 明治時代実業家
安政4年7月4日生まれ。初代清水喜助の孫。江戸の人。清水建設の前身である清水屋の支配人。4代清水喜助をたすけ,清水建設の基礎をきずいた。明治45年4月22日死去。56歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android