原爆裁判

共同通信ニュース用語解説 「原爆裁判」の解説

原爆裁判

米国による広島長崎への原爆投下を巡り、広島で被爆した故下田隆一さんら5人が、国に対し損害賠償を求めた訴訟。1955年に東京、大阪両地裁に提訴後、審理が併合され63年12月に東京地裁が判決を言い渡した。判決は、3人の国際法学者の鑑定意見などを参考にし、無防守都市への無差別砲撃を禁じたハーグ陸戦条約などを踏まえて原爆投下を国際法違反と判断した。原告の賠償請求権は否定し、訴えは棄却した。

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