ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原田雅彦」の意味・わかりやすい解説
原田雅彦
はらだまさひこ
ノルディックスキーのジャンプ選手。小学校3年生から競技を始める。高等学校2年生だった 1986年3月,ワールドカップに初出場した。オリンピック冬季競技大会には,1992年のアルベールビル・オリンピック冬季競技大会から 2006年のトリノ・オリンピック冬季競技大会まで 5大会連続で出場。1994年のリレハンメル・オリンピック冬季競技大会ではラージヒル団体で銀メダル,1998年の長野オリンピック冬季競技大会ではラージヒルで銅メダル,ラージヒル団体で金メダルに輝いた。世界選手権大会では 1993年ノーマルヒルで金メダル,1997年にラージヒルで金メダルを獲得している。スタート台から踏み切る際に高く飛び出す独特のジャンプスタイルで,ほかの選手に比べて大きな飛行曲線を描いた。ノルディックスキージャンプの二大大会とされるオリンピック冬季競技大会と世界選手権大会において,獲得した合計 9個のメダルは日本人最多(2013時点)。ワールドカップでは通算 9勝。2006年に現役引退した。
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