原町田村(読み)はらまちだむら

日本歴史地名大系 「原町田村」の解説

原町田村
はらまちだむら

[現在地名]町田市原町田一―六丁目・中町なかまち一―二丁目・旭町あさひまち一丁目・金森かなもり一丁目

本町田ほんまちだ村の南にある。天正一〇年(一五八二)相之あいの原を開発して本町田村より分立したとされる。寛永四年(一六二七)駿河国駿府藩主徳川忠長領となり、同八年の小山田領郷帳(三橋家文書)に村名がみえ、取永八貫六七一文余。田園簿では高六一石余(皆畑)で、旗本高木領。寛文一一年(一六七一)検地では高二四四石余、田はなく、畑四七町二反余・屋敷二町九反余。うち畑は三三町二反余が下畑で、砂交じり(「検地帳」町田市史)。元禄一一年(一六九八)村内二四四石余が旗本田中領となる(天保三年「田中知行所村々控」三橋家文書)。元禄郷帳では高二五二石余。享保六年(一七二一)の山之根村高改帳では旗本田中領二四四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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