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原裸子植物 げんらししょくぶつprogymnosperm

世界大百科事典 第2版の解説

げんらししょくぶつ【原裸子植物 progymnosperm】

1960年にアメリカのベックC.B.Beckによって提唱された分類群(シダ植物の1綱)で,古生代(上部デボン紀から石炭紀)の植物。前裸子植物ともいう。それまで,シダ類のうちで最も原始的とされていた古生シダ目ProtopteridialesのアルカエオプテリスArchaeopteris(葉だけで知られていた)と,裸子植物のピツス目に入れられていたカリキシロンCallixylon(茎だけが知られていた)とは,実は同じ植物の二つの部分であることが明らかにされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原裸子植物
げんらししょくぶつ

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世界大百科事典内の原裸子植物の言及

【アルカエオプテリス】より

…ところがアルカエオプテリスがカリキシロンの枝についた化石が発見され,両者が同一の植物であることが判明した。葉はシダ状,茎は針葉樹状というこの異様な植物は原裸子植物類progymnospermsとして,次の石炭紀に栄えたシダ種子類や針葉樹類の共通の祖先系の植物と考えられている。しかしこの考え方には疑問をもつ人もいる。…

【裸子植物】より

…もう一つの裸子植物の大きな群,球果類については,1948‐51年にフローリンR.Florinが,コルダイテスとの類縁性を二畳紀からジュラ紀にかけての多くの化石の研究により提言した。いっぽう,ベックC.B.Beckによる前裸子類(原裸子(げんらし)植物ともいう)の発見(1960)により,ソテツ系,球果系ともにそれぞれ原裸子植物のアネウロフィトン目とアルカエオプテリス目から由来するという提唱もあり,裸子植物の系統については単元論,二元論をめぐり,現在でも論議が続いている。
[球花]
 裸子植物で高度に特殊化した花の集合体(球花)は,球果類(針葉樹)にみられる。…

※「原裸子植物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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