ちゅう‐さい【厨宰】
- 〘 名詞 〙
- ① 厨(くりや)をつかさどる人。厨人(ちゅうじん)。
- [初出の実例]「斉の桓公が己のいまだ味はったことのない珍味を求めた時、廚宰(チュウサイ)の易牙は」(出典:名人伝(1942)〈中島敦〉)
- [その他の文献]〔新唐書‐韓思彦伝〕
- ② 明治初期の海軍省の職員の一つ。軍艦の厨房をつかさどったもの。
- [初出の実例]「(一等厨宰)稲澄国治郎」(出典:風俗画報‐二九〇号(1904)我艦隊の災厄)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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