厳浄(読み)ごんじょう

精選版 日本国語大辞典 「厳浄」の意味・読み・例文・類語

ごん‐じょう ‥ジャウ【厳浄】

〘名〙 (形動) おごそかで汚れのない状態にすること。また、荘厳で清浄なさま。
正法眼蔵(1231‐53)弁道話「この坐禅をもはらせん人、かならず戒律を厳浄すべしや」
三国伝記(1407‐46頃か)七「或は厳浄なる楼閣もあり」 〔法華経序品

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デジタル大辞泉 「厳浄」の意味・読み・例文・類語

ごん‐じょう〔‐ジヤウ〕【厳浄】

[名・形動ナリ]
おごそかで汚れのないこと。また、そのさま。
「―なる楼閣」〈三国伝記〉
戒律などを正しく守ること。
「戒律を―すべしや」〈正法眼蔵・弁道話〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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