参差錯落(読み)しんしさくらく

精選版 日本国語大辞典 「参差錯落」の意味・読み・例文・類語

しんし‐さくらく【参差錯落】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ものが一様でないさま。入りまじっているさま。
    1. [初出の実例]「この参差錯落たる趣ありてこそ、好画図とはなるべきなれといふ」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉一故人)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「参差錯落」の解説

参差錯落

ものが一様でなく、入りまじっている様子

[活用] ―たる・―として。

[使用例] ヱネチアの町のように参差錯落たる美観を造るようにでも心掛けたらよかろうと言った[森鷗外妄想|1911]

[解説] 「参差」は長短ふぞろいに互いに入りまじる様子。「錯落」はふぞろいに入りまじること。同じような意味合いの語を重ねて強調した表現

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android