又富村(読み)またどみむら

日本歴史地名大系 「又富村」の解説

又富村
またどみむら

[現在地名]長南町又富

千田せんだ村の北西に位置し、大多喜おおたき往還が通る。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高三六七石。正保国絵図では又留山として高三六七石。寛文四年(一六六四)の松平重利領知目録(寛文朱印留)に又留村とみえ、下野皆川藩領。元禄郷帳では又富村として高三八一石余。元禄一〇年(一六九七)又留村内八石余が旗本岡部領、翌一一年幕府領の高二六六石余も同領となり(文化一二年「岡部氏知行所村々覚」大森家文書)幕末まで変わらない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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