友于(読み)ユウウ

デジタル大辞泉 「友于」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐う〔イウ‐〕【友×于】

《「書経」君陳の「兄弟に友に、有政に施す」から》兄弟仲のよいこと。転じて、兄弟のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「友于」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐うイウ‥【友于】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「書経‐君陳」の「惟孝、友于兄弟克施有政」から ) 兄弟の仲がよいこと。転じて、兄弟。はらから。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「一囀黄鳥是友于、草与残雪相共宿」(出典:羅山先生詩集(1662)己卯正月初四日到舎弟樗墩之墓見宿草埋雪)
    2. [その他の文献]〔曹植‐求通親親表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「友于」の読み・字形・画数・意味

【友于】ゆう(いう)う

兄弟の友情。〔論語、為政〕孝なるかな惟(こ)れ孝、兄弟に友に(友于)、に施す。

字通「友」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android