友志良賀(読み)ともしらが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「友志良賀」の意味・わかりやすい解説

友志良賀
ともしらが

栃木県特産のかんぴょうを砂糖漬けにした菓子で、宇都宮市名物。ユウガオの栽培変種でマルユウガオがある。その果実を「ふくべ」といい、ふくべの皮をむいて乾燥させたものがかんぴょうだが、重さ8キログラムのふくべからとれるかんぴょうは300グラムにすぎない。砂糖漬けにはまっ白でやや青みを帯びた上質のかんぴょうを用いる。6時間水に浸して切りそろえ、熱湯で30分煮てからふたたび冷水であく抜きし、水切り後に何度も糖液に浸し白銀色に仕上げる。夫婦長寿の名にふさわしい菓子の姿である。

[沢 史生

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「友志良賀」の解説

友志良賀(ともしらが)

栃木県宇都宮市、高林堂が製造・販売する銘菓。栃木県の名産かんぴょうの砂糖漬け。

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