… 日本の古墳の墳丘は,工法からいえば,土を盛って作った土塚と,石を積みあげた積石塚とがある。形態からいえば,規模の小さい円墳,方墳と,大型のものをふくむ前方後円墳,前方後方墳とがあり,特定の時期にあらわれたものとして,前期の双方中円墳,中期の帆立貝式古墳,後期の双円墳および上円下方墳などがある。また,外形の種類と関係なく,古墳には周濠のないものと,周濠をめぐらすものとがある。…
…金山古墳の場合は二つの円墳が外接する関係にある。新羅の瓢形墳と区別するために,双円墳と呼ぶこともよい。【小林 行雄】。…
※「双円墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」