精選版 日本国語大辞典 「取らす」の意味・読み・例文・類語 とら‐・す【取】 [ 1 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 ⇒とらせる(取)[ 2 ] 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 =とらせる(取)[初出の実例]「問屋半分雪のむら消〈西友〉 惣領に是ほととらす芳野山〈西六〉」(出典:俳諧・西鶴五百韻(1679)早何) とら‐・す【取す】 〘 連語 〙 動詞「とる(取)」の未然形に、上代の尊敬の助動詞「す」の付いたもの。[初出の実例]「鵜河立て取左(とらサ)む鮎の其(し)が鰭(はた)はわれにかき向け思ひし思はば」(出典:万葉集(8C後)一九・四一九一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例